JR芦原温泉駅。
温泉街はここから5kmほど離れたところにあり、周囲は閑散としています。
駅前の巨大ロータリーでは、直通バスやタクシーがずらりと並んで観光客を迎えています。
周囲には土産屋が軒を連ねていますが、ほとんどが廃業しているようです。
前回ご紹介した喫茶 アンディさんを含めたこのビル景、しびれる…。
どのビルもそれぞれに個性が強く、味わい深い並びです。東尋坊定食気になるなぁ。
この周りにも、かつては10軒ほど喫茶店があったようですが、現在はアンディさんを残すのみとなっています。
次の電車まで少し時間があったので、温泉街方面に向かってぶらぶらすることに。
…が、駅から歩いて5分のところで見つけたこのビルで足が止まりました。
エッジの効いた角と連続窓。ただものではない予感。
これは入らねばと思い、残りの時間を全てここで費やすことにしました。
うぉぉ…やはり入っておいて正解でした…。完全に時が止まった昭和空間です。
いかん、何か買わねばと思い、ホットウォーマーから甘酒を取り出しお勘定場へ。
ちょっとぬるかったけど、凍えた身体に染み渡った。
この広告いつから貼られたままなんでしょう…。
ここでは鮮魚を扱っていたそうです。数年前に撤退したとのこと。
今はこんにゃくが並んでいます。
こんな便利な缶詰があったとは。
昔は人であふれ返っていたといいます。
昭和37年、個人商店の共同出資によって開業したという小泉食品センターさん。大型スーパーマーケットの台頭で、徐々に役割が少なくなってきたと、うどんとそばを袋に詰めながら話していました。どうやら近所に住む方へお届けらしく、一緒にお店を出ることに。
帰り際、三ヶ日みかんをお土産にいただいてしまいました。
甘さと冷たさと、あたたかさを感じながら、福井市街へ向かうのでした。
住所 〒919-0632 福井県あわら市春宮2-1-21
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