2017年2月15日水曜日

コーヒー&ワイン モンキーサークル(石川県金沢市)


円光寺から山環に合流する道すがらで気になっていた喫茶店に、ようやく訪問。
螺旋階段の付いた建物が目印です。横はそろばん教室。


"モンキ"が完全に一体化した、エレガントなフォント。
この看板だけでもかなり時代を感じさせます。緊張してないで。さぁ、さぁ。

お邪魔します~。



現在は、カラオケ喫茶として営業されているモンキーサークルさん。昔シャンソン歌手だった(!)というママさんの歌声は、とにかく素晴らしいの一言。気持ちの込め方や息の使い方がすごく上手で、うおお…!ってなります。
文章で伝えられないのがつらい。

イベントやカラオケの個人指導も人気で、
壁には常連の方々の写真がびっしり飾ってありました。


石川県喫茶環境衛生同業組合(通称 IKKK)プレート。ほしい。


わぁ!これ、アルプさんとおんなじメニュー表だ!
こういう思いがけない発見があると嬉しくなりますね。

何頼もうかな~と思ったら、ん?カラオケフレンド…?


ここにもカラオケフレンドが…!初めて聞いたぞカラオケフレンド!くださいな!

こちらが、のどにやさしい成分がいっぱい溶け込んだカラオケフレンド。飛騨高山の会社が作っている商品みたいですよ~。ホットレモンを1.5倍くらい濃くした感じの味で、ほどよい甘酸っぱさ。しっかりかき混ぜてから飲みましょう。

のどの調子が良くなってきた(ような)ところで、せっかくなので何曲か歌わせていただきました。
常連さんが練習していたのは、E.Dimitrov作曲の「再会」というシャンソン曲。
普通の歌と違ってセリフのパートがほとんどで、これちゃんと歌うのすごく難しそう…。でも、いい歌なのです。

にっこりママさんとうさぎさん。

開業は1979年。店名の由来は、笠舞の猿丸神社から。直訳すると、モンキーサークル。なるほど。
その後、1988年から13年間、片町でもう一軒スナックを営んでいたというお話だったんですが、その場所を聞いてびっくり!なんと、自分が愛してやまない(これについては後日詳しく)ブラザービル地下街だったのです…!

地下街での店名は、ママさんの名前である"祐子"の一文字を取って"らうんじ 裕"。
それを聞いたとき、「そういえば!あったあった!」と、すっかりテンション上がってしまいました。
営業していたころの思い出や地下街についてなど、貴重なお話をたくさん聞くことができて楽しかったです。

カラオケ、また練習しに行きますね~。

住所 〒921-8175 石川県金沢市山科3-6-10
電話 076-244-2802

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2017年2月14日火曜日

ドライブイン頼成山(富山県砺波市)


国道359号線沿いのドライブインです。
北陸(新潟を除く)で唯一ハンバーガー自販機の稼動するスポットとして、
自販機マニアにとってはそこそこ有名な場所かも?


なんとこの漢字で、"らんじょやま"と読みます。
"らいじょう"や"らんじょう"と読むところもあったり、読み方は色々あるみたいです。
(カーナビで検索するのにちょっと困る)


メインのハンバーガー自販機は、入ってすぐ右側のイートインスペースにあります。
メーカーは、自販機界では大御所の富士電機製。かなり綺麗にお手入れされてます。

お隣のマウントレーニア自販機もあまり見掛けないですね。




見どころは、なんといってもこのレトロなパッケージ!
「このハンバーガー、すっげぇうめぇんだぜ☆」みたいなセリフがぴったり~。
ちょっと生意気なアメリカナイズドボーイ感を上手く表現したイラストだと思います。
 
早速、お金を投入しボタンをぽちっと!
が、いくら押しても出てくる気配がありません…。まさか売り切れ?

実はこのハンバーガー、隣接するレストランの従業員によって補充されている"はず"なんですが、あまり売れていないせいか、常に在庫があるわけではないようです。そりゃ普通、昼間はレストランで食べるか…。


本来ならこのランプが光って、ごとっと落ちてきます。
補充されてないのなら電源入れる必要ないと思うんだけど。


カップラーメン自販機。


ゲームコーナーは綺麗です。

「食べてもないのにアップするな!」なんてお叱りを受けそうですが…。
売り切れが多いみたいなので、自販機目当てに行く方は事前に電話で確認した方がよさそうです。

「え~食べれないの~??」
心なしかちょっと悲しそうなうさぎさん。また今度ね。

住所 〒939-1431 富山県砺波市頼成5657-2
電話 0763-37-2118

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2017年2月10日金曜日

美川ショッピングプラザ(石川県白山市)


金沢在住4年目にして初下車となった美川駅。
ここまで立派な駅舎だったとは知りませんでした。

知り合いから「美川に古いショッピングセンターがあるよ」という情報を聞いて、
雪の降る中、この町にやってきたのです。

駅前の大通りを進むこと5分。
金沢でも見慣れたマルエーの看板とともに、古びた外観の「美川ショッピングプラザ」が現れます。

マルエー本社の沿革によると、昭和50年の開業。その後、利用客の減少により撤退寸前までいったそうですが、地元住民の強い要望で計画は中止となり、平成24年12月にマルエーminiとして再オープンという運びとなりました。しかし、依然として採算が合わないようで、再び撤退の影が忍び寄っているのは間違いありません。

鮮やかなオレンジ色のテント。



手前にせり出した部分には、お花屋さんと小さな本屋さん、薬局が入っています。


入ってすぐのところには、和菓子屋さんも。


ベンチや傘立てで塞がれた二階への階段。


少しのぞいてみると、あぁ、なるほど確かに70年代だと感じさせるぶどう型の照明。
立ち入り禁止の看板が悲しい。

かつては衣料品店やおもちゃ屋さんなどでにぎわっていたらしい。


ここがなくなると、一番近いところで、美川駅から車で5分のところにあるPLANT-3北川店まで行かねばなりません。
歩いて、となると30分以上はかかります。

徒歩でしか移動手段がない高齢者にとって、生活圏からスーパーが消えるということは大変な事態に違いありません。高齢ドライバーによる事故が増え、免許返納を推進する自治体も増えつつありますが、地方では未だに、車なくして「生きて」はいけない現状にあるのです。


住所 〒929-0232 石川県白山市美川末広町ヨ15

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