2016年3月31日木曜日

珈琲舎ばろん(石川県金沢市)


兼六園から小立野に向かう坂の途中にある喫茶店です。
"ばろん"(=伯爵)という店名にふさわしい西洋風な書体が上品でとってもすてき。

自然光だけでも十分明るい店内。全体的にシックな色合いです。
BGMはなく、静かな時間が流れています。窓から吹き抜けるそよ風が心地よい。

看板犬の蘭ちゃんです。とろんとした愛くるしい目がかわいくてずっと眺めていたくなります。


冷コーでしばしの休憩。
金沢の町並みを見下ろしながら、旅の一息を入れてはいかがでしょうか?


住所 〒920-0933 石川県金沢市東兼六町1-26
電話 076-224-2448

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2016年3月30日水曜日

桂珈琲店(石川県金沢市)


コーヒー専門店 桂珈琲店さん。兼六園から目と鼻の先にある喫茶店ですが、入口がとても狭く目立つ看板もないため、お店の存在自体に気付かない人がほとんどかもしれません。


カウンター数席にテーブル1台という非常に小ぢんまりとした店内には、世界中から集められたアンティークな品々が宝石箱のように詰め込まれています。兼六園前とは思えない、静かな空間に響き渡る時計の鐘の音がとても心地よい。



豆の種類やその日の天候、湿度によって、3種類の焙煎機を使い分けるというこだわりよう。
ものによっては100万円以上の機械もあり、市の助成金を得て購入したものもあるそうです。


メニューはもちろん、コーヒーのみ。女性の場合は「濃いのがいいか薄いのがいいか」と聞かれることもありますが、男性はほぼ間違いなく濃いのを選ばされることになります(実際に行けば分かると思いますが)。さすがは話術の巧みなマスターです・・・。よどみなく、しっかりとした深みとほのかな甘さを感じさせる贅沢な1杯。夕方に飲んだおかげで、その晩は朝4時まで眠ることができませんでした。

東京を中心とする国内の喫茶店を10年以上もの間渡り歩き、人生のほとんどをコーヒーの研究に捧げたというマスターの話は尽きることがありません。コーヒー会社に入社し、ブレンダーとして活躍していたころについて。自身のコーヒー哲学について。女性について。うんうんと話を聞いているうちに、気付けばもうすっかり日が落ちていることでしょう。

「コーヒーへの探究心は尽きない」

そう語るマスターの目は、今を生きる現代っ子の誰よりも若々しく、煌めいているように見えました。

住所 〒920-0931 石川県金沢市兼六元町1-14
電話 076-262-8448

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珉来 大学病院前(石川県金沢市)



金大病院前に古くからある中華料理屋さんです。
雨跡やサビで熟成された薄茶色のトタンと、鮮やかなオレンジ色の装テンとの対比が趣深い。


店内は思いのほか綺麗。

天津飯ランチ。赤巻きかまぼこと豚肉の細切りが、風味と食感にほどよいアクセントを加えています。
近くの会社員や医大生でにぎわう人気のお店でした。

住所 石川県金沢市石引1-10-6

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2016年3月29日火曜日

喫茶 道しるべ(石川県金沢市)



武田ビルNo.1という下駄履きアパートの1階に入居する喫茶 道しるべさん。
何がNo.1?なのかはさておき、店名と外観の渋さに引き寄せられてふらっと入店。

天井が高く広々とした店内。



看板に使われている文字のデザインは、昔ここでアルバイトとして働いていた美大生によるもの。
書道部に所属されていた方だけあって力強く迫力のある書体で、ママさんが気に入ってそのまま採用したそうです。

コーヒーを注文。さっぱりと苦味も少なく、食後の1杯にちょうどよさそうです。

別の日、ランチをチョイス。メインは、春キャベツの炒めものと切り干し大根の煮物です。
「ミッフィーが好きなんですよ~」と話したらマグネットをいただきました!嬉しい( ・×・)

住所 〒920-0947 石川県金沢市笠舞本町1-3-1
電話 076-222-3933

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2016年3月28日月曜日

COFFEE ROOM アルプ(石川県金沢市)


鱗町交差点近くのCOFFEE ROOM アルプさん。
観光エリアからは少し離れているものの、外観も内装も渋くてかっこいい、おすすめの純喫茶です。

年代物のメニュー表。これだけ撮って素通りする方が多いんだとか・・・。


訪れたのは朝の8時半。お店の電気はついていたものの看板が中にしまってあったので、まだやってないのかな~と思いながら外をうろうろしていると、「入ってどうぞ」とマスターがひょっこり。開店時間は日によって気まぐれみたいですが、大体8時過ぎから営業しているそうです。

プラスチックの赤いトレーでモーニングが到着。
トーストの間に挟まれているきゅうりとトマトが彩りを添えています。



富士写ヶ岳の登山をきっかけに山好きになったというマスター。カウンターの端には、店名の由来にもなった雑誌 アルプが置かれています。アルプは山の文芸誌として1958年から30年間刊行されたもので、内容としてはほとんどがエッセイ。値段も高価でそんなに多くは流通しなかったようですが、その大胆でマニアックな内容が登山家の間で一定の支持を得ていたそうです。こちらに置かれているものはとても綺麗な状態で保存されていて、かなり貴重だと思われます。

マスターは元々、現在の東急スクエア付近の地下でマイアミという喫茶店を経営されていた方で、喫茶店が乱立していた当時の金沢でもかなり大規模(80席ほど)で人気のお店だったとのこと。名前と場所を変えた今でも、マスターの純喫茶に対する信念や思いは人一倍強いように感じました。




それにしても、とにかく店内のデザインがかっこよくて惚れ惚れしてしまいます。
天井の飛び出てる梁もかっこいいし、アンティークなランプも雰囲気によく合っています。

オリジナルデザインのカウベルもすてき。


生豆と焙煎豆が交互に詰められたポールのインテリア。
ぱっと見だとほとんど気がつかない、さりげないかっこよさに痺れます。


ダブルサイズのマッチ。これまた渋い・・・。
ありとあらゆるものがかっこいい、ワイルドな純喫茶でした。


住所 〒920-0994 石川県金沢市茨木町68-5
電話 076-221-3010

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2016年3月22日火曜日

COFFEE HOUSE マタリ(福井県福井市)



小洒落たライブハウスのような店構えのCOFFEE マタリさん。
1970年の開業以来、福井駅前の変遷を見守り続けてきたお店です。

少し暗めの店内。いかにも正統派純喫茶といった印象です。


窓際のボックス席がいい感じ!ここで打ち合わせをするビジネスマンの姿が目に浮かぶようです。

メニュー表のフォントがいちいちグッとくる~。
V8ジュースって何だ?と思って調べてみたら、アメリカ発祥の野菜ジュースなんですね。



"マタリ"という店名の由来はもちろん、珈琲豆のモカ・マタリから。

ブレンドを注文。二度目の訪問ということもあって、ママさんと色んな話で盛り上がりました。
ちなみに、シンボルマークにもなっている蝶については、特に意味はないとのことでした。


住所 〒910-0006 福井県福井市中央1-10-1
電話 0776-24-7422

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2016年3月20日日曜日

ヒルトン(石川県金沢市 都ホテル地下街) ※閉店


※閉店


都ホテルの地下街にある喫茶店のひとつ、ヒルトンさん。
金沢駅の地下を通れば、雨の日でも濡れずに行くことができます。


トーストだけちょっとクオリティ低いような・・・?バター落ちちゃってるしσ(^_^;)


比較的新しい店内。老舗のお店ですが、古さやごちゃごちゃした感じはあまりありません。


つまようじうさぎとシロップがめ。と、ただのうさぎ。


モーニングはAセットがトーストとゆで玉子、Bセットがハムサンドと2つの種類があります。

この日はAセットを注文。マーガリンがたっぷりと塗られた少ししょっぱめのトーストと、ちょうどいい甘さのチョコブロックがよく合います。トーストを食べてはチョコをかじってを繰り返していると、あっという間に完食してしまいました。

今度はBセットも注文してみよう~。


住所 〒920-0852 石川県金沢市此花町6-10
電話 076-264-7456

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