2016年3月28日月曜日

COFFEE ROOM アルプ(石川県金沢市)


鱗町交差点近くのCOFFEE ROOM アルプさん。
観光エリアからは少し離れているものの、外観も内装も渋くてかっこいい、おすすめの純喫茶です。

年代物のメニュー表。これだけ撮って素通りする方が多いんだとか・・・。


訪れたのは朝の8時半。お店の電気はついていたものの看板が中にしまってあったので、まだやってないのかな~と思いながら外をうろうろしていると、「入ってどうぞ」とマスターがひょっこり。開店時間は日によって気まぐれみたいですが、大体8時過ぎから営業しているそうです。

プラスチックの赤いトレーでモーニングが到着。
トーストの間に挟まれているきゅうりとトマトが彩りを添えています。



富士写ヶ岳の登山をきっかけに山好きになったというマスター。カウンターの端には、店名の由来にもなった雑誌 アルプが置かれています。アルプは山の文芸誌として1958年から30年間刊行されたもので、内容としてはほとんどがエッセイ。値段も高価でそんなに多くは流通しなかったようですが、その大胆でマニアックな内容が登山家の間で一定の支持を得ていたそうです。こちらに置かれているものはとても綺麗な状態で保存されていて、かなり貴重だと思われます。

マスターは元々、現在の東急スクエア付近の地下でマイアミという喫茶店を経営されていた方で、喫茶店が乱立していた当時の金沢でもかなり大規模(80席ほど)で人気のお店だったとのこと。名前と場所を変えた今でも、マスターの純喫茶に対する信念や思いは人一倍強いように感じました。




それにしても、とにかく店内のデザインがかっこよくて惚れ惚れしてしまいます。
天井の飛び出てる梁もかっこいいし、アンティークなランプも雰囲気によく合っています。

オリジナルデザインのカウベルもすてき。


生豆と焙煎豆が交互に詰められたポールのインテリア。
ぱっと見だとほとんど気がつかない、さりげないかっこよさに痺れます。


ダブルサイズのマッチ。これまた渋い・・・。
ありとあらゆるものがかっこいい、ワイルドな純喫茶でした。


住所 〒920-0994 石川県金沢市茨木町68-5
電話 076-221-3010

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